日々の事 25.09.15
2025.09.15
今年の夏、一昨日
初めて冷房つけずに
眠りについた。
普段も直接、冷房の風が
当たらないように
しているが、一年に数回、
その時の気分や体温に
びったっとハマる
冷暖房を付けていない
自然の中の温度感、
湿度感、乾燥感の時がある。
そんなときはまあ良く
寝れる。
一昨日はそんな感じで
朝の目覚めが
すこぶる良かったのを憶えている。
また暑くはなるのだろうけど
秋はすぐそこ。
ようやく夏が終わる。
良く夏の終わりは
寂しいなんて
言うけれど、
私は諸手を挙げ、
満面の笑みで
ブンブン全力で手を振れます。
定期点検 1年メンテ
1年前に完成したお家の
定期点検 1年目。
床下AC採用のこのお宅は
まずは床下に潜り、
完成後二年間(夏場は特に)
基礎のコンクリートから
とんでもない量の湿気が排出
されるなか、
カビはないか、
通気が出来ているか、
空気の循環はできているか、
埃などの状況はどうか、
虫などはいないか、
(気密がきっちり
できていれば、窓の出入り、
玄関の出入りでの入場以外、
まず虫はいない)
をチェックしていきます。
そして、
外壁の状況、外のベントキャップ
内部・設備の給排水などの状況を
チェックしていきます。
緑の深いこの地域や
鎌倉や藤沢の一部などは
湿気対策が意識的に有る程度必要。
基礎内の床下も
勿論同様。
カビの三大要素
1.タンパク質(髪の毛・埃など)
2.湿度
3.空気の滞留
が大前提で
これがそろうとカビが生えます。
1は
もう人が生きている以上
どうしようもない。
2.
は外部の季節や天候の影響、コンクリートからの
排出で左右される。
3のみ住人がコントロール
出来ることで、住まい手さんには
床下ACの夏場の送風モード(冬は暖房)
を稼働させて、二階から床下に吹き下ろす
カウンターアローファンという換気扇の一種を
稼働してもらうという二点で空気の滞留が
出ないようにしてもらってます。
このお家の住まい手は、よく理解して
くれていて、今年にわんこを家族に
迎えたのに床下は本当に綺麗で
通気もしっかりできていて、
緑豊かな周辺環境にも関わらず
虫一匹もおらず。
素晴らしい状況でした。
合わせて、
この時期に床下潜ると汗だくに
なるのですが、冷気が床下に
下りてくれていて
ひんやり快適なのも
救いでした。
一部、洗面の湿気で
クロスの剝がれなど有りましたが
補修もサクッと。
外壁も内部もすごぶる良好。
住まい手も家も周辺環境も
住み熟し、もうその土地の人に
完全になっていました。
お庭も、1年経ち、
草花が根付いた感じ。
住まい手さんが近隣でも
活動されているセンスの良い
植栽屋さんを手配してくれ、
わんこ用のフェンスを
僕らがベースをつくった
仕様に合わせて新設。
新旧、
違和感のないフェンスに。
さすが、お上手です。。。
芝生やコンポストを
地域で頂戴し、
草花も加えて、住まい手
オリジナルのお庭に。
また来年も点検で
見ていくのが楽しみです。
事務所備品
目白で知り合いの工務店、
設計士の連れと建築を見学。
たまにしか行かない
東京池袋周辺なので
いろいろ調べていたら
なんと、
笠間の好きな作家さんの
器の個展が池袋で。
しかも個展初日で、
会場お昼からOPENという
時間的にも作品の在庫も
ばっちりな状況。
なんたる偶然。
そして、初日のみ
在廊の作家さんにも
会えて、私が、腰に
コンベックス(メジャー)
付けているのを見つけてくれて
建築のお仕事ですか?なんて
気さくに話しかけてくれて。
制作の裏話聞かせて
もらえたり、作り手ならでは
の葛藤も。
買ってきたのは、急須と
他もろもろ。
彼曰く、
急須はつくりたくないって。
陶芸が粘土細工のように
なるからと。
要は、造形が過ぎるんだと思う。
おそらくだけど建築も造作で
作りこみすぎて余白がない
感じに似ているのかなと。
わかったようでわからなかったから
なんかわかるーって言ってきました笑
総じて柔らかい人でした。
彼のルーツで
ボリビアの赤色の土、
土着的なんだけど現代的、
土の感じはあるのだけど
釉薬が素材感を邪魔しない感じ
で実用的にも使いやすい、
など僕の個人的な好きが
沢山。
kei kondoさん。
うちの事務所にピッタリでした。
さあ、来週は引っ越し。
仕事を止めずに焦らずゆっくり。