仕事の歩幅 - かすがい建築舎 | 神奈川・湘南・横浜の建築設計事務所・工務店

家づくりの要素

仕事の歩幅

分業しないこと

私たちは、家づくりの全てを設計施工で分業せず行っています。

当たり前だけど、間に人が入れば入るほど伝言ゲームとなり、質は落ちていくのに、
建築費は上がっていくから。

会社の売り上げだけ考えれば、分業をして家づくりをしていく方が断然効率が良く、
自分たちが手掛ける棟数は増えます。合わせて、個人の責任と働き方など思慮すれば
自ずとそうなっていくのは致し方がないとも思います。

これは自分たちの志向だと思うのですが、家づくりの質はある一定レベルの建築力だと、
掛けた時間に比例すると思っています。なので私たちは1棟1棟にできるだけ時間を当て、
自分たちが考える質の良い家を作るという選択をしています。

加えて、建築費の事を思慮すれば、前述のように間に人が入れば
会社が入ればその分建築費は上がっていきます。
これだけ資材が高騰している昨今、専門で設計と施工を請け負う他社と
同レベルの設計力と施工力を持てば、設計事務所や工務店に分業する必要は
なく、むしろ質も確実に担保できる可能性が高まり、建築費も抑えれます。

多くの住まい手さんは、家づくりにおける粗利率を知ることは、難しいと思います。

こんな時代だからこそ
私たち自身が庶民であり、凡人であるが故、会社として業務を継続できる
程度の真っ当な粗利で質の良い家を作り続けたいと思っています。

これが、私たちにできる最大の企業努力であり、弊社に家づくりをお願いして
下さった住まい手さんに対してのメリットであり、私たち庶民の性分です。

ですので、そのデメリットとして、
1年間に手掛ける棟数は8棟から10棟しかできないのが実情です。
合わせて業務内容の特性上、突貫工事になるようなスケジュールが非常に苦手です。
タイミングによっては、お考えのスケジュールに合わせられないこともあるかと思います。

苦渋の選択ですが、体力と気力が続く限り、弊社にお願いしてくださった
住まい手にフォーカスし、この歩幅で進んでいきたいと思っています。

家づくりの要素

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