日々の事 25.04.08
2025.04.08
最近、苺をよく買う。
姪っ子やお客さんの子供たちが
贈ると喜んでくれることもあり、
良く買う。
そんな中、贈るんだから
自分でも食べてチェックをしなくちゃ
と思うようになり、よく食べる
ようにもなった。
大人ならではの品種違いを買って
食べ比べてみたり、私が育った
埼玉の品種「あまりん」を
売ってるところを探して
買ってみたり。
結果、個人的な感想だけど
栃木系、群馬系、熊本系より
今のところ「あまりん」
が一番甘みと濃さと酸味のバランスが
丁度よいです。
同じ品種でも完熟度や育て方で
全く違うんだと思いますが、
一つの結論として。
こんなに食べてる苺ですが
子供のころ、苺があまり好きでは
なかった。
子供のころに売っていた
苺は酸っぱすぎてイラっとするくらいで
練乳、もしくは牛乳と砂糖をONして
食べていた記憶しかない。
自分の軸が見えてきた時に
むしろ酸っぱさとかの味覚より
も苺がもつイメージ、「かわいらしい」
が好きではなかったのだと
大人になって気づいた。
元々、私自身のビジュアル(顔の造形上)が
幼い造形をしていたので、かわいい
という言葉に異常に嫌悪感をもって
いた。
赤い色、女の子らしいイメージ。
「かわいい」の象徴みたいな、
フォルムや色彩を持つ王道を
行く感じが受け入れられなかった
んだと思う。
でも、大人になり、苺の本質は
そのイメージではなく、ちょっと
奮発すれば買えるお値段で、
甘みと香り、酸味、華やかな色彩を
併せ持ち、手軽にパクっと
食べれる実用性、食事の箸休め
としても食すことのできる
あらゆるバランスを持った
食材だと気づくんです。
その気づき以降、苺を
まあよく食べる。
勝手な苺のもつイメージ先行の
印象が嫌いなだけで、こんなにも
老若男女から愛され、バランス感覚の
優れた食材はなかなか無い。
苺よ、勝手に表層的に判断して
御免なさい。謝ります。
私は、自分の生業の建築でも
空間デザイン、温熱デザイン、
耐震デザイン、予算、使い勝手、
耐久性、どの世代にも響く
普遍的な美しさなど
何か特別に秀でてはいないけど
全般的に優れていて、
日常的で実用的で手に馴染む
平均台をスタスタ歩いてけるような
ようなバランスの取れた家が好きだ。
その好きな建築形態と苺の持つ
スペックが似ていることにも
相まって、今ではフルーツで
三本の指に入る好きさ具合。
一日の終わりに「。」を打ちたいときに
パクっと食べる。
冷蔵庫に苺がないとなんだか
落ち着かない、物足りない。
この時期における
日々の暮らしに無くてはならない
モノになっています。
新事務所工事
窓が入り、外部の耐震パネルが貼られ
通気胴縁、ラス下工事、板金工事が
始まっていきます。
今からここの外構はこうしたいなあ
緑はここに植えたいなあ、地盤面に
少し起伏を加えたいなあという
全体計画を妄想しています。
全ては費用次第。。。。
お金は限られているので
どう始末つけていこうか、
算段ばっかりで、ちっとも
ワクワクしないのですが、
恰好だけはなんとかつけたい。
建物と庭はセットです。
お施主さんには偉そうに言う癖に
自分のところで予算で足踏みしてる
説得性の無さ。
施主さんがこの建物の在り方を見て
やっぱり外構(庭)大事だよねって
思ってもらえるものを創るために、
新事務所工事にちゃんと「。」
を打つために試行錯誤していきます。