日々の事 25.03.01
2025.03.03
かすがい建築舎として
社名を変えてから、当然ながら
事務的作業が大幅に増えて
なかなか仕事の建築に腰を据えて
何かを思慮する時間が取れない、
自分のプライベート環境を取り巻く
状況に対応できてないのが
本当にストレス。
なんだかこの状況下で
自分が何者で、自分の何が人に役に立ち、
自分自身が何をしたいのか、
改めて再認識させられたように
気がしています。
年齢なのか、粘りが足りないのか、
夜19時過ぎると体力もないし、
耐力もないし、気力もないし。
そのくせ食欲は旺盛なので
お腹だけはちゃんと減る。
自分に腹たつわー。
そして、帰りの車の中で、
検討したいなあ、再考したいなあ
一回俯瞰したいなあ、の想い
だけは、続々と溜まっていく。
イライラ、イライラ。
でも、このイライラはその事象を
まだあきらめていない、はたまた
粘りたいからの感情。
これがあるうちは、私は私で
居れるような気がしています。
おそらく、世間の働きながら
子供を持つ家庭の方々も、仕事の事、
子供の事、家族、家の仕事、
そして最後に自分の事。
自分の事、後回しループの中で
優劣をつけながら生きていると思う。
そんな中、家造りという人生の大きな
分岐点もプラスαで進める人たち。
それぞれ、置かれてる立場、
環境、得られる時間、違うだろうけど、
皆さんから迸る熱量に触発され、
私も色々言い訳にしたいこと山ほど
あるけど、ここだけは同じ熱量、もしくは
上回る熱量で向き合わないと
自分に依頼をしてもらった自分の役割
として意味ないなと思ってます。
そのために日々私が出来ること。
「寝る!!!」
寝る時間だけは何とか
しっかりとキープして、耐性と気力だけは
確保したいと努力を日々しています。
ここで睡眠の天敵が。
うちの同居猫スケロク。
朝5時位にお腹や胸や顔を
踏み踏み、ふみふみ、フミフミ。。。
こいつだけはしょーがない。。。
家づくりの打ち合わせ風景
仮称 湘南辻堂の家
便利なメイン通りから、一本入った
所にある、この敷地。
道路が狭く、長細い形状だけれども、
辻堂でこれだけの整形地の土地はなかなか
見つからないと思います。
土地の検討段階から
関わらせて頂きましたが、若いのに
住まい手二人のモノを見る目に脱帽です。
いまは、うちの事務所が
新築工事中のため、お施主さん宅に
お邪魔し打ち合わせを実施。
お子さんをご実家に預けて
集中できる環境を作って臨んで
くれており、時間を無駄にしないよう
シュミレーション繰り返し、用意するもの
用意して大きなバック二つ持って
お伺いさせて頂いてます。
今物件は、私の過去のニュアンスとも
違う、住まい手の新たなニュアンスが
入って、携わったことない空間が
出来そうな予感があって、住まい手とも
おー新しい視点!などと言いながら
新鮮な打ち合わせを進めています。
先日の地盤調査の結果、
地盤改良なしと判断され、
住まい手、テンション上がる。
→お金が浮いたと勘違い。
→家に注ぎ込もうとする。
→制するが、少しづつ金額が上がる。
の最中。
ちょいちょいお金に釘を刺しつつ、
造作工事や、空間の色味の
打ち合わせを重ね、ようやくお互い
その景色を共有出来てきた感じ。
良い感じです。
次回は造作や色味と並行して
電気・照明打ち合わせ。
耳から煙が出る作業が続きますが
ワクワクとドキドキと一抹の不安が
入り混じる打ち合わせを施主と共に
続けていきます。
家づくりの打ち合わせ風景
仮称 工房のある三世代+猫の暮らし
こちらも土地から一緒に検討
させて頂き、模型までたどり着きました。
お母さまと
息子さん夫妻、
生まれたばかりのベイビーと
猫二匹の家。
色々が集約してきて、理想とお金の
辻褄を合わすような打ち合わせが続き、
少しお金という現実につぶされそうになる
頃に模型で理想を共有させて頂きました。
やはりイメージを共有するには
模型は効果テキメンで、私も含めて
家のシルエットや、家と工房のバランス、
二次元の図面だと掴み切れない感覚が
見えてきて、一同より一層実現に
向けて目標が定まった感じがしました。
お母さん初め、息子さんご夫婦も
空間の在り方や共有してくれる
価値観や想像力が豊富で、言語化
しなくてもそこを共有してくれる。
まだまだやることの3割くらい。
これからやること7割、満載な段階。
一つ一つ整理して
住まい手の理想の実現のため
丁寧に進めていきます。
家づくりの打ち合わせ風景
仮称 暮らしの形 鎌倉高台にて
先日、お打ち合わせにご自宅に
お伺いさせて頂いた際に、散歩がてら
土地を一緒に見に行きましょうとなり、
隣家のご主人からこの方角は富士山
見えるよと聞いていたのですが
見る機会がなく、この日、
ようやく家々の隙間から
見ることが出来て
住まい手も私も「おーーーー!」。
この住まい手の土地からは
色々な方角にビューも期待でき、
窓の設計に苦心しそう。
はたまた
土地も広めなことから、制約が
無さすぎて、様々な形の
プランニングの可能性があり、
お金が許せばどうにでもゴール設定
が出来てしまう。
「出来るけど、しない」
なかなか出会えない感覚です。
この物件の最大の選択指針。
それは贅沢なのか必要な
余白なのか、
それが実情に沿った暮らしの形
であるのか、
土地環境に
寄り添うとは、
限りある予算をどう
使うか、etc
「出来るけど、しない」という
指針のなか、お互い共有の最適解を
手さぐりで見つけていこうと
思っています。
そんな日々です。